「高カカオチョコレート」6つの効果
結論:カカオ70%以上のチョコレートには6つの健康と美容効果あり!
但し:1日の摂取量に注意が必要!
効果①:カカオ70%チョコの<冷え性改善>
カカオポリフェノールを含むチョコレートには血管を広げる作用があります。カカオポリフェノールのフラバノール、プロシアニジンといった成分は末梢血管を拡張してくれる効果があります。いわゆる「血液サラサラ効果」です。
血流アップすることにより体の隅々まで血が巡ることで、手先や足先が冷たく冷えてしまうことがなくなるということです。
特にカカオ70%以上を含むハイカカオチョコレートには、ポリフェノールが多く含まれていますので、その効果は通常のスィートチョコレートよりも大きいことが学術的にもわかっています。
さらに貧血を防いでくれる効果もあるのです。冷え性を改善して血液がさらさらになれば、色々な病気になるのを防ぐことができるでしょう。
効果②:カカオ70%チョコの<動脈硬化予防>
カカオポリフェノールに悪玉コレステロールとも呼ばれるLDLコレステロールの酸化を抑える働きがあります。さらに血管のしなやかさが増します。ポリフェノール量の増加に伴い、HDLコレステロールも増加するため、動脈硬化の予防に働きます。
ここでもカカオ70%以上のハイカカオチョコレートに含まれる高ポリフェノールによって「血液サラサラ効果」が動脈硬化のリスク低減により効果的と言われています。
動脈硬化は、脳卒中や心筋梗塞など、命を奪いかねない病気を引き起こすLDLコレステロールを下げるには、食事の改善と適度な運動が必要ですが、カカオ70%以上チョコは、それらを補助し促進させる効果が期待できるでしょう。
効果③:カカオ70%チョコの<アンチエイジング効果>
多くのカカオポリフェノールが含まれるカカオ70%以上のチョコレートには抗酸化作用があります。
女性にとって永遠の悩みである、しみやそばかすなどの原因は紫外線による活性酸素です。その活性酸素を除去し、肌のうるおいを保ち、くすみやしわを改善してくれる効果があります。
カカオが多く含まれるほどカカオポリフェノール含有量も増えます。ワインにはアントシアニン、緑茶にはカテキンなどポリフェノールには科学構造の違いにより様々な種類があります。カカオポリフェノールの効果は特に高く、赤ワインの2倍とも言われます。
高ポリフェノールのカカオ70%以上チョコレートは、美肌とアンチエイジングに、より期待ができるということです。
効果④:カカオ70%チョコの<ダイエット効果>
チョコレートにはダイエット効果があると言われていますが、実際にはどうでしょうか?
チョコレートがダイエット効果がある2大根拠はコレ
- カカオポリフェノールによる老廃物排出
- カカオプロテインによる腸内フローラ改善
カカオポリフェノールによる老廃物排出
カカオポリフェノールを多く含むカカオ70%チョコレートには、便秘解消体効果のある食物繊維「リグニン」を多く含んでいます。身体の中の老廃物を排出することで、体重を減らせるということです。
カカオプロテインによる腸内フローラ改善
チョコレートには「カカオポリフェノール」だけでなく、カカオに含まれるたんぱく質「カカオプロテイン」というものが含まれています。
NGS法(菌のDNAを解読する最新技術)で高カカオを摂取した被験者の腸内フローラを調べたところ、フィーカリバクテリウムなど4種類の短鎖脂肪酸産生菌が増えたことが分かった。つまり、オリゴ糖のように、腸内の善玉菌のエサになって増殖を促進させる効果があることがわかりました。
食物繊維だけでなく、小腸で消化吸収されず大腸に辿りつくことができるカカオプロテインの効果による腸内改善され、結果「ダイエット効果」として身体に現れるということです。
食欲の抑制効果もあり
ちなみに、カカオ70%チョコレートは、食事の前に食べることで食欲を抑えてくれる効果も発揮するそうです。ハイカカオチョコレートは糖分が少ないので、血圧は下がる上「体重」「BMI」などの数字に、影響が出ないということがわかっています。食べ過ぎを防いで適正体重を保つという補助効果も期待できます。
ちなみに、カカオ70%チョコレートは、食事の前に食べることで食欲を抑えてくれる効果も発揮するそうです。ハイカカオチョコレートは糖分が少ないので、血圧は下がる上「体重」「BMI」などの数字に、影響が出ないということがわかっています。食べ過ぎを防いで適正体重を保つという補助効果も期待できます。
効果⑤:カカオ70%チョコの<ストレス解消効果>
ご存知の通り、ストレスは美容によくありません。
カカオポリフェノールは自律神経を整えてくれる効果のある「テオブロミン」が含まれます。この成分は体内でストレスホルモンの分泌を抑えてくれますので、イライラしてる時あ疲労感などストレスを感じる前から、カカオ70%以上チョコを食べておくことで気持ちを安定させることができるでしょう。
ただし、この成分は過剰に摂り過ぎると、利尿作用や興奮作用を高めてしまうことがあるので、食べ過ぎには注意が必要です。
効果⑥:カカオ70%チョコの<癌予防・アレルギー改善>
活性酸素が体内で多く発生すると、細胞が酸化して老化が進み、癌細胞が生まれてしまいます。
カカオの含有量が多いチョコレートには「エビカテキン」と言いう物質が含まれています。この物質は高抗酸化作用があり、活性酸素を分解して除去してくれる効果がありますので、がん細胞の抑制に役立つということになります。
さらに、アレルゲンに対して抗体がつくられるのを防ぎ、アレルギーの発症も防ぎます。
そして、ポリフェノールの体を若返らせる効果によって、認知症などの予防に効果があると言われています。
元々、カカオは高価な薬として扱われていたこともうなずけますね
カカオ70%チョコの<正しい摂取量と注意点>
厚生労働省・農林水産省の食事バランスガイドによると、チョコレートの摂取エネルギー量は「1日200kcalまでが目安」とされています。
一般的なミルクチョコレート(板チョコ)の板チョコは360kcalですので、6割程度が限度ということになります。
ただし、適量の基準は「1日の嗜好品類の目安摂取量」ということになりますので、チョコレート以外の嗜好品を食べた日は、摂取を控えましょう。
1日25グラムを4~5回に分けて食べるのがベスト!
カカオポリフェノールは体内に入ってしばらくしてから効果を発揮するという特徴があります。なので、1日の摂取量を守りつつ何回かに分けて食べると良いでしょう。そして、1度にたくさん摂取しても体内に蓄積されず排出されてしまいます。
必要な分を毎日少しずつ摂り続けることで効果が発揮されていきます。
まとめ
- カカオ70%以上チョコレートの効果は6つあった
- カカオ70%チョコの<冷え性改善>
- カカオ70%チョコの<動脈硬化予防>
- カカオ70%チョコの<アンチエイジング効果>
- カカオ70%チョコの<ストレス解消効果>
- カカオ70%チョコの<癌や認知症予防・アレルギー改善>
- 食べるには摂取量と注意点があった
- カロリーオーバーにならないように1日200kcalまでが目安
- ポリフェノールは蓄積されないので摂取は何回かに分ける